鬱(うつ)病・アルコール依存症・日々のつぶやき

2014年、うつ病・アルコール依存症デビュー。うつの波にぐっと耐えつつ、前向きな日々を送っています。読んで楽しい気持ちになってもらえたらうれしいです。

アルコール依存症とうつ病と

私はアルコール依存症だ。

昔はただの酒好きだったが、あるきっかけからアルコールの効果、つまり「酔う」ということに依存するようになった。その時から酒は嗜むものでも楽しむものでもなくなってしまった。

 

症状が進むにつれ食事を摂る回数は減り、1度に摂取する量も茶碗に半分ほど。それを1日に1度。バランスの悪い食事のため体は終始不調だ。更に精神状態の悪いとき、つまり鬱の症状が出ているときなどはまったく食事を摂ることができず、数日で体重が5~6キロ落ちてしまう。

 

そうなると大変で、自室から台所まで少し歩くだけでも苦しくなりその場で動けなくなってしまう。食事も摂れない、水を飲んでも戻してしまう。体が栄養の摂取を拒絶するのだ。やがてひどい脱水症状と栄養失調で視界も定まらなくなり、真っ直ぐ歩くこともできなくなる。呼吸が苦しくその場で立っていることすらも困難だ。

 

私の安静時の心拍数は本来60程度だが、こうした状態のときは120~140を超えることもある。

 

幸い階下にクリニックがあるため、ひどい時には点滴や薬の処方を受けている。エレベーターで下に降りるだけで診察を受けられることはとてもとても有難いことだ。

 

最近は少し症状が良くなり、ある程度の食事を摂ることもでき、体重も戻ってきた。あとは規則正しい暮らし(こんな時間にブログを始めたりしておいてなんだが)、アルコールと上手に付き合うこと、大切なパートナーと猫2匹の生活を守ることができるだけの仕事をきちんとこなしていかなくてはならない。

 

私は昔から他人に助けを乞うことが苦手だ。「助けて」と言えない。どうしても言えない。他人から助けを乞われたときは全力で助けてきた。しかし、自らの窮地に誰かに助けを乞うことができない。なぜだかは分からない。本当は「助けて」と言いたいのに。誰にでもいいから。

 

44年生きてきた。

様々な実績も重ね、人間関係も広げてきた。専門の資格も、能力も、経験もある。

 

あとは一歩、動くだけだ。

その一歩をこの1年間、どうしても踏み出せずに来た。このブログを始めたのは、自分の現状を認識し、一歩を踏み出すきっかけになればと考えたからである。

 

働いて飯を食い、日々の暮らしを立てる。

誰でもやっていることだ。

 

私もそれを始めたい。

家族と、自分のために。