鬱(うつ)病・アルコール依存症・日々のつぶやき

2014年、うつ病・アルコール依存症デビュー。うつの波にぐっと耐えつつ、前向きな日々を送っています。読んで楽しい気持ちになってもらえたらうれしいです。

【アルコール依存症】お酒を断つということ

アルコール依存症は一生治ることのない病なのだそうだ。

 

ひと度アルコール依存症になると酔い潰れて眠るまで酒を飲み、目が覚めたら再び酒を飲む。これを延々と繰り返すようになる。生きる気力、働く気力がなくなり、風呂にも入らず、服も着替えない。部屋は乱れ、廃墟のようになる。食事も最低限しか食べない。

 

酒を飲み、絶望して眠るだけの暮らし。まともだった生活が少しずつ破壊されていく。1人だけならまだ良い。しかしこの静かな破滅はやがて身内にも及ぶ。周囲を巻き込み、破滅させるのがアルコール依存症の恐ろしいところなのだ。(と色々なサイトに書いてある)

 

私がそのようなひどい状態(連続飲酒と睡眠)になったことは昨年に2度ほどあった。でも、あるとき我に返って何とか修正することができた。今でもお酒は飲んでいるが、酒量はコントロールできている。酔い潰れて眠るようなことはない。

 

昨年暮れには50日程度の断酒をした。コーヒーやお茶で過ごす毎日は穏やかで落ち着いたものだったし、まったく苦痛ではなかった。しかしクリスマスの晩にパートナーと乾杯したのをきっかけに再び飲むようになってしまった。

 

今年の3月頃にも20日間の断酒をした。これは血液検査で尿酸値が異常に高いと医師から指摘されたことが理由だ。このときの血液検査はほぼ丸一週間食事を摂ることができず、栄養失調と脱水症状で倒れたときの数値だった。実際、かなりの項目で異常な数値を示していた。

 

痛風の疑いや痛風予備軍ではなく、症状が出ていないだけですでに痛風であると考えるよう言われた。実際に痛風の薬も処方された。幸いにしてその後も痛風の症状は出ていないが、骨に直接釘を打たれるような痛みだとか地獄の苦しみだとか聞くと本当に恐ろしいと思う。なにしろ私の身体はすでにその状態にあるのだから。

 

 

こうして書き綴っていると「自分はいつでも酒をやめられるのだ」と心のどこかで考えていることがわかる。そして「今後も少しなら飲んでもいいだろう」とも考えている。私はもともとお酒が大好きなのだ。

 

断酒、再び始めてみようと思う。

 

……と書いた瞬間頭をよぎったのは「今から一杯飲んで、それをもって断酒の始まりとしよう」だ。(笑)

 

アルコールだけでなく、あらゆる依存症を断つための一番の障壁はこういった心の働きにあるのだろう。依存心は言い訳を見つけるのがとても上手く、甘い言葉で囁きかけてくるのだ。他でもない、自分の内側から。