鬱(うつ)病・アルコール依存症・日々のつぶやき

2014年、うつ病・アルコール依存症デビュー。うつの波にぐっと耐えつつ、前向きな日々を送っています。読んで楽しい気持ちになってもらえたらうれしいです。

躁鬱のはざまで

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また夜の公園に来てしまった。

 

もう昨日のことになったが、日中、前向きな気持ちで当日しようと定めた様々なことをした。しかし夜になってばったりとダメになってしまった。

 

なんとか帰宅して倒れるように眠ったが、こんな時間になって覚醒してしまい、結局昨晩と同じ公園のベンチに座っている。

 

こんなのはまともではないと分かっている。しかし、この暗さと静けさが私の心を落ち着かせてくれることもまた歴とした事実だ。この深夜独特の静けさは普段の生活空間には存在しないもので、少しだけだが死や無、あるいは何か幽体離脱のような不思議な自由を近しく感じることができる。

 

私に自殺願望はない。14年前にほぼ末期のがんを患い、家族の助けを受け、7ヶ月の治療を経てなんとか命を繋いだ。その経験は私の誇りであり、宝だ。今の私の人格を形成したのはその時の経験と言って良い。

 

それまでには何かと思うようにならず、人生に絶望し、もう死にたいと思うことは度々あった。しかしガン以降、自ら命を絶ちたいと考えたことは一度もない。きっとこれからもないだろう。

 

それが今の私の強いバックボーンになっている。というか、最後の一線か……もしこの想いが途切れることがあったならば、私はおそらく生きていくことはできないだろう。

 

1年前まで私は社交的で活動的な人間だった。ネットの仕事をしていた関係で関連の知識に興味を持ち、資格も取得し、専門家に自ら連絡を取って知己ともなった。私もまだプロフェッショナルであると一応は自負できる。

 

さておき、その後、私の中で何かが崩れ、今の受け入れざる、しかし受け入れざるを得ぬ自分が静かに現われた。元々私の中に在ったものであることは疑いないが、もしこれを受け入れれば、もうまともに生きてゆくことはできまい。

 

しかしまだ彼に拮抗するものがある。今この文を書いている私だ。与えられた命を、人生を全うしたいと心底願う私だ。

 

今の私はふたつあって、それが向かい合い両手を合わせ、力比べをするように日々せめぎ合っている。

 

だからこそ、望ましい方の私が「助けて」と一言発することができれば、戦いは随分と有利になるのだ。私には友も家族もあり、奴の味方は酒だけなのだから。

 

勇気と覚悟を持ち、具体的に行動することが大切だ。それは今までだってずっとそうだったのだ。