1日だけのアクセス激増に沸いたお話
先日、面白いことがあった。
普段このブログは1日のアクセスがせいぜい100とか150とかなのだけれど、それが突然数倍になったのだ。びっくりして理由を調べたところ、どうもはてなブログの注目ブログみたいなコーナーに掲載されたためだったようだ。はてなのブックマークをしてくれた人が多かったことが主な理由のようだけれど、わたしからすると「なんでこの記事が……」と不思議でしかたない。(詳しい方よろしければお知恵を……)
ちなみにこの記事。
「美味しいチャーハンの作り方」を紹介しているブログ記事を取り上げつつ、同じように作ってみたら美味しかったです、という内容で、画像も2枚しかない。料理の過程も簡素な箇条書き。しかも過程には卵かけごはんを食べることが含まれている有様。独自の提案もない。サムネイルに至っては、なんとサラダである。
ううむ……でも、ともかく何か良いものがあったから、読んで下さった人たちの心に刺さったのだろう。その反応が連鎖してアクセス数の増加という形で現れたのだ。けれども、肝心のわたしは一体何がどこに刺さったのかよくわからない。自分がなにか武器を手にしているようなのに、その武器がわからないのはなんだかそわそわする。
なんにしても「わたしの書いたものがこんなに見てもらえることがあるんだ」という驚きと喜びは、わたしのこころを心地よく揺らしてくれたのでした。うれしいなぁ。
そのあと、ニコニコしながら他の方のブログを読んでいたら「ブログ始めてまだ1ヶ月くらいですが、日々のアクセス数はこの程度です」というレポートをしている記事に出会った。毎日コンスタントに1500程度のアクセスがあるようだった。書評のブログだった。読んで役に立つブログと、鬱ととうもろこしのブログではこんなに違うのか……わたしはゼットンに倒されたウルトラマンのように横になったまましぼんだ。しぼみきった。
(マウスで描いてみた)
誰かがわたしのためにしてくれる行動はうれしい。それが見えるともっとうれしい。日記を読んだ人がスターやコメントを付けてくれたり、ブログの読者になってくれたり、それはどこかの誰かがわたしのために命を少し使ってくれたことに等しいのだもの。
ブログを取り上げていただきました。
「Digital Analyzer Zero」というブログで当ブログを紹介していただきました。こうして好意的に取り上げていただけることはうれしいものですね。「文章が非常に面白い」という評価、喜びで震えました。ありがとうございます。
こちらのブログでは役に立つ知識や情報を紹介しておられます。更新頻度も高く、有名ブログのひとつに育つかもしれません。
余談ながら最近の記事をいくつか記事を拝見していたら、
というものがあり、喜び勇んで読んでみたところ、最初の3項目に
と書かれていた。
……やだー!3つともOUTじゃないですかー!
わたしはゼットンに倒されたウルトラマンのように横になったまましぼんだ。しぼみきった。
当ブログはわたしにとって第一に「自分と向き合い、整理・記録する場」である。もちろん読んでくださる方がいるものだから、文章の書き方や見やすさ読みやすさなどは考えているけれど、基本的に内向きのスタンスなのだ。「もうダメだ」と思うだけだと暗闇で何日も座り込んでしまうことになるけれど、ここに「もうダメだ」と書くと、次の言葉が自然と続く。そうすると鬱とは違うかたちで自分の中に深く沈み込むことができるのだ。
それだけではない。わたしにとってブログに投稿するということは、内向きとはいえ、自分の言葉がどこかの誰かの目に触れるということだ。だとすると単に鬱々とした内容が延々続くだけでは申し訳ないので、ユニークな一節を盛り込んで少しでも明るくしようと努める。誤字脱字もチェックする。
結果、思考が整理され、気持ちがいくらか前を向く。いつの間にかこころが鬱ではない方向に向かって回転していることに気づく。ブログはわたしをまともな状態に留めてくれるカウンセラーのようであり、社会との最後の繋がりのようでもある大切な場所なのだ。
最近は調子も良い。
わたしもたまには人の役に立つ記事を書こうとしてみよう。
そのように決心した。そのためにはまず、役立つ記事をたくさん読まなければ。
あ、そうそう。
ぶわーっと増えたアクセスは、翌日には元に戻りました。
ID:3uacuv