鬱(うつ)病・アルコール依存症・日々のつぶやき

2014年、うつ病・アルコール依存症デビュー。うつの波にぐっと耐えつつ、前向きな日々を送っています。読んで楽しい気持ちになってもらえたらうれしいです。

自転車とコミュニケーション

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少し前に仲間たちと荒川サイクリングロードを走った。サイクリングロード沿いには花が咲き乱れ、緑も濃く豊かで、たくさんの命が春の息吹を受けて賑やかに息づいていた。
 
虫たちもわんさかわんさと飛び回り、ロードバイク乗りたちは専用のサングラスで怠りなく目を守っている。喋れば口にも虫が入る。あまり積極的に食べたいものでもないので、虫が多く飛んでいるところではみんな口数が減る。
 
ロードバイクというと、乗らない人からすると危険運転だとか、暴走野郎だとか、無謀で傍若無人な街の厄介者という印象を持っている人もいるかもしれない。しかし、実際には競技レースなどに出場するようなロードバイク乗りの多くは、非常に意識が高く、ルールを厳守する人がとても多い。悲しいのは、そういった意識の高い自転車乗りと、そうでないただの「ロードバイクに乗っている人」が見た目上区別がつかないことだ。
 
わたしは交通ルールはかなり厳格に守っている。自転車に乗っていようといまいとだ。それでも、ルール無用の自転車乗りにはヒヤッとさせられることがしばしばである。
 
めちゃくちゃな無謀運転をするのは、なんといってもママチャリだ。逆走はもちろんのこと、テールライトを前に付けたり、歩道を我が物顔で爆走しベルも鳴らさずに歩行者にハンドルを当てながら追い抜いたり、無灯火で音楽を聴いてスマホをいじりながらパンまで食っていたりとやりたい放題。歩道で鉢合わせたとき、こちらが道を譲って待っているのに、睨まれた上舌打ちまでされたりして。あまりのことにびっくりして、ようやく腹が立ってきた頃には相手はもういない、なんてこともしばしばだ。日本人が礼儀正しいとか嘘でしょ……外人に対してはそうかもしれないけども。
 
警察は原チャリばかりターゲットにしているけれど、しっかり法整備してママチャリをターゲットにすればいいのに。かなり儲かるのではなかろうか。
 
自転車のみならず、どんなものでもそうだけれど、要は使う人次第である。みんなが心を穏やかにして、譲り合いの精神を持ち、思いやりの心を持って暮らすことができれば、どんなツールだって素晴らしい存在になるんだ。
 
どんなものでも同じだ。
譲り合いは日本人の美徳だといわれるけれど、最近は譲ってばかりいると、それにつけ込んだモラルのない連中の餌食にされる……なんて面もある。嫌な時代だなぁ。
 
マナーの良い人たちも依然としてたくさんいる。そういう人たちとの間で、気持ちの良い譲り合いを続けたいものだ。他人に道を譲ってもらって、お礼どころか会釈の一つもできない人などに腹を立てるだけ無駄なんだから。