またしても夜の公園
一旦部屋に戻り、眠った。が、また起きてしまい、静けさと孤独、闇を求め、公園へとやってきた。
夜の公園依存症?
あ、昼もか。
今夜はどこかのベンチにカップルがいるらしく、ヒソヒソと話す声が聞こえてくる。
彼らの存在にもう少し早く気がついていれば、私は離れたベンチに座ったのだが、今からの移動もなんだか不自然かとも思い、ここにいることにした。こんな時間に先客がいるなんて思いもしなかったのだもの。
彼らもびっくりしただろうな。こんな時間になんなのあの人!?って。どんな二人かは見えないが、甘い時間の邪魔をして申し訳ない。
でもまぁ良いんだ。
向こうもこちらを危険ではないと認識したようだし。私は静かにここに佇んでいればいい。深夜とはいえ、ここは公園なんだから。
余計なことは気にせず、この闇の中で静かに己と向き合い、小さくとも何かしらの決意と覚悟を固めよう。
部屋のドアを開けて外に出れば、どこにでも行ける。こうして公園にだっていつでも来ることができる。
世の中はいつだって私の方を向いて開かれているんだ。決して向こうから閉じるなんてことはないんだ。
だから、それらにアクセスし、何かしらの反応にイグニッションさせることは、私自身の役割だ。
最後に、夜の公園は静かで素晴らしいものだが、暗いので本は読めない。当たり前だが。
空が少し白んでくるくらいまでここにいよう。