動き始めた現実
まだ心はとても重たく、ふと我にかえると粘土のように輝きのない視線で何かこの世ならざるものと見つめ合っていることに気づく。この粘度の高い、まとわりつくものはなんなのだろう。
一方で、私が昨日取ったアクションは、私の中で小さな炎となり、燃え始めている。
母からのメールに「命さえあれば、あとのことは必ず付いてくるものです」とあった。
もちろん分かっていることだったけれど、昨日のことと合わせ、私の中でこの言葉はいま、鐘のような明晰な響きでもって現実を震わせている。
さぁ、次の一歩を踏み出そう。
そういえば先日記念すべき1日目をスタートした断酒はやり直しになったのだけれども、ふたたびスタートしようと思っている。これまでの断酒はその都度で並々ならぬ強い決心の表明とともに大袈裟に始めたものだが、少し認識を変えようと思う。
もっと素直になりたい。まっすぐでありたい。そして、4車線の道路を死なずに渡り切る芋虫のように、鈍くとも動き続け、どこかしかにたどり着きたい。
それにしても、こんなブログの中でも私はまだ誰かから良く見られようとつまらない努力をしようとするのだな。見栄なんてまだ残っていたんだな。
少し嬉しい。
でもってすごい恥ずかしい。